Artist
つくっている人
「その人にしか引けない線」を、消さないこと。 きょうまる工房の制作は、いつもそこから始まります。
Profile
恭子Kyou.
きょうまる工房 主宰 / ののじのねっこ
絵を描くことと、人の絵に寄りそうこと。 そのふたつをずっと続けてきました。
障がいのある方が描いた絵に加筆してアート作品に仕上げる「ワンアート」の活動では、 描いた本人にしか引けない線があることを、何度も教えられました。 それを整えすぎず、消さず、活かす。 その考え方をそのまま持ちこんだのが、 「わが子の絵をアート作品に」というサービスです。
子どもが夢中で描いた線は、ほんの数年で描けなくなります。 冷蔵庫に貼られたまま色あせていくその一枚を、 額のなかに入れて、家族の景色に変えたい。 そう思いながら、一枚ずつ手を入れています。

Policy
制作で大切にしている3つのこと
- 線を消さない。お子さんが引いた線はそのまま残し、その上に色や背景を重ねます。
- 整えすぎない。きれいに直すことより、そのときの勢いやいびつさを残すことを優先します。
- 物語を聞く。描いていたときの様子をうかがってから、色を決めます。
Activity
これまでと、これから
- 原画
「Ange et Lumière(天使と光)」
天使や妖精、いのちのかたちを描いた水彩のシリーズ。数年前に台湾での展示に選ばれた作品たちで、長い旅を経て著作権が手元に戻り、いまは美術館クオリティのジークレイプリントとして再び光をあてています。
- お仕事
絵本・イラスト
赤ちゃん向け絵本「umanma 絵本」や、商品まわりのイラストを手がけてきました。花や器、窓辺の風景など、暮らしのそばにあるものを水彩でやわらかく描いています。
- お仕事
ペット・似顔絵
写真では残せない、その子だけの表情や気配を描きとめる肖像画。額の枠にも手描きで草花を添えて、一点ものとしてお届けしています。
- これまで
ワンアートの活動
「アートに障がいは存在しない」——一般財団法人ゆめいくの活動です。障がいのある方が描いた一枚には、すでにその人にしか引けない線と、こもった心があります。その線を消さずに色を重ね、咲かせるように仕上げてきました。この姿勢が、いまの制作の土台になっています。
- 現在
きょうまる工房 / ののじのねっこ
孫が描いた雲の絵をきっかけに、子どもとのコラボアートブランド「ののじのねっこ」を立ち上げ。「わが子の絵をアート作品に」のサービスを始めました。
- これから
共作絵本・アート教室・手編み小物
子どもとの共作絵本や、上手さを競わないアート教室。おやこおそろいの自然素材の手編み帽子や小物づくりにも取り組んでいきます。

